「5、4、3、2、1……3分経過〜 できた〜 いただきまーす♪」

今日の夕飯はしゃぶしゃぶの食べ放題に行って、しこたまご飯と肉を食べたというのに、
百夏は夜食にカップラーメンを食べ始めた

「う〜ん 美味しい、明も食べる? あ〜ん」

断ろうと思ったけど、「あ〜ん」といわれたら、食べざるを得ない

「あ〜ん、うんっ美味しい」

「この時間に食べる、カップラーメンは最高ね」

時間が日付をまたいでいた、このぐらいの時間になると小腹が減るのはなぜだろう?

「食べた、食べた」

百夏はものの4〜5分で平らげた

しばらく深夜番組を見て

「ふぁ〜 歯を磨いて寝ましょうか」

「そうだね」

歯を磨き終わり、寝ることにした

「電気消すわよー」

「わかった、おやすみ」

「おやすみ〜」

パチリと電気が消え視界が真っ暗になった

……
……
……

20分ぐらいたっただろうか

俺は悶々として眠れなかった、そりゃ明日から連休だし、シたい気分だった

「寝ちゃったかな」

「……zzz」

四つんばいで、ズリズリと百夏の布団に移動し

「お邪魔します」

小声でボソっと言った

布団の中に入り、優しく後ろから抱きしめた……百夏の匂いがした

「……んっ……なによ〜」

「ごめん、寝てた?」

「ウトウトしてた」

「百夏……シようよ」

「……う〜ん、どうしようかな〜」

「明日から、連休だしいいじゃん」

正直我慢ができそうにない

「じゃあ」

おっ

「明日の夕飯は駅前の焼肉屋がいいな〜♪」

「ぐっ、あそこか……」

そこの焼肉は結構いい値段がする

「あの焼肉屋の、タン塩がすごく美味しいのよね〜」

それは、俺も知っている

「……わかったよ、明日はそこを奢るよ……『んっ』」

交渉成立のキスをした

「明のこと大好き、今夜はいっぱいしようね!」

なんか図られた気がする……けど、まっいっか

こうして、濃厚な夜を過ごすことになった