ある日の午後

「今日この後大丈夫?」

学校の終わり際に亮子が聞いてきた

「大丈夫だよ」

「OK なら橋のところでまっててね!」

「わかった」

最後のホームルーム適当に聞き流した

大勢の女子に囲まれてどこかに行く亮子を見届けて、
俺はそそくさと橋に向かった

橋に着き10分ほど待っていると亮子が来た

「ごめん ごめん」

「どこに行くの?」

「とりあえず駅まで」

亮子の言う通り、駅まで行くことにした

少し歩き、駅に着いた

「どこで降りるの?」

「うーんと……ここ!」

亮子が指差した駅はあんまり知らない駅だった

「なんかあるの? この駅って?」

「ふふーん ひ・み・つ」

「?」

よくわからないが、言われた通りに切符を買って
ホームに着くと電車はすぐ来た

妙に嬉しそうな亮子と話しながら20分ほど乗り駅に着いた

駅を出て、周りを見ると何もない不便そうな駅だった

「見た感じ何もないけど……?」

「いいから いいから こっち こっち!」

亮子に手を取られ変な道を抜けていくと、公衆便所があった

「あそこで学ラン脱いできて」

「えっ? なんで?」

「いいから いいから」

質問するとこの返しである、一体なにをたくらんでいるんだが……

「ワイシャツに下にアンダーシャツきてる?」

「うん」

「じゃあ、学ランとワイシャツを脱いでこれ着てきて」

亮子に渡されたのは灰色のカーディガンだった

なんとなくだが、学生が入れないような場所に向かっているのはわかった

「まあ わかったよ」

着替えに便所の個室に向かった

学ランとワイシャツをグルグルに丸めこんで鞄に押しこんだ

でっこれを着ると

少し小さいが着れた

スーハー スーハー

カーディガンからものすごく……いい匂いがする……これはやばい

……
……
……あっやばい

危うく飛ぶとこだった……というか半分飛んでた
意識を入れて外に出た

外に出てみると亮子が待っていた

「なかなか似合うじゃない」

「ありがとう」

亮子も着替えていて、セーラー服を脱ぎシャツの上からカーディガンを着ていた
白の下着がうっすら見えてとても素晴らしいものになっていた……じゃなくて

「亮子 ボタンはしっかり止めてくれ」

「えー」

「えー じゃなくて」

口で言っても聞かないので行動にでた

「いや〜ん えっち〜」

強制的に俺がボタンをした

「それで どこにいくの?」

「あと少しよ」

また手を取られ、進んでいった

5分ほど歩き

「ここよ」

「ここって……」

ラブホテルだった

「入りましょ」

確かに学生じゃ入りづらい場所ではあるな

受付で会計を済まして鍵を貰ったその際に
1分でも過ぎたら、自動延長になるのでっと言われた

4階に部屋なのでエレベータで部屋に向かった

「えーとここね」

鍵を開け部屋に入った

「うわっしょぼいわねー」

「こんなもんか……まあ安かったしね」

部屋にはベッドが一つと3点ユニットがあるだけのシンプルな部屋だった

俺はソワソワしたままベッドに腰をかけた
何回もしているコトだがやはり緊張する

「さて」

「さて?」

「準備するから シャワー浴びてきて」

「? うん わかった」

一緒に入るかと思ったら違うみたいだ

脱衣所がないのでベッドの横にある、脱いだ服を置いて
バスタオルで下を隠しながら浴室に行こうとしたら

「下隠すの? 何回も見てるわよ」

「いやっ そうだけどそういう問題じゃないでしょ」

「ふーん」

ドアに前にタオルを置き浴室に入った

トイレ・洗面台・浴槽があって、とても狭いところで
シャワーで適当に体を洗って出た

出てみると部屋が薄暗くなっており、何か甘い匂いがした

腰にタオルを巻いて、亮子の方に行くと
肩まであった髪の毛を髪を結わえて
カーディガンを脱いでベッドに腰をかけて待っていた

ベッドの横の棚にアロマが焚いてあった、甘い匂いはここから出ていた
怪しげな雰囲気に少し動揺した

「なっなにするの?」

「マッサージよ」

「マッサージ!?」

意外な言葉にびっくりした

「さっ うつ伏せになって」

この間のお返しだろうか
言われるがままに枕に顔を埋めて、うつ伏せになった

亮子はオイルを手にのばし、背中に伸ばしていった
背中がポカポカしてきた

「痛かったら言ってね」

肩を親指で押し上げるように揉みほぐした

いい感じだ

首筋を親指で挟みこみ

背骨を指で挟みこみギューっと臀部のあたりまで押していった

足も指一本一本丁寧押しながら揉んでいったzzz

「明くん?」

「zzz」

「明くん!!

「えっあはい?

色んなところをマッサージしてくれたんだろうけど寝てしまっていた

「ちょっと腰を浮かして」

尻を突き出して腰を浮かした、その瞬間オイルでニチャニチャした手が
俺のアレを握った

「あっん」

「ふふ」

手で玉とあれを刺激し一気に硬くなった

「あっあっあ」

刺激が強くなるとどんどん腰が高くなり
俺の腰と陰部を手で抱え込み
背中を舌で舐めチュッチュッとキスをした

ベッドの上が先走りの液で湿っていた

「もっもう出そう……」

「いいよ」

「あ”っんん」

お尻を手でなぞるように刺激されて……腰がガクガク震えて……いきなり出てしまった

「んんんあ」

出てしまってベッドに倒れこもうと思ったら

「ちょっちょっと」

出した後もしごき続けていて、逃げ出そうとしたら

「まだ残ってる♪」

すごく敏感になっていて耐えきれず逃げ出そうとしている、
俺の腰をがっちり抱え込みギュッと握って一滴残らず絞りだそうとしていた

「もっもう出ないってっあ」

「そうみたいね」

そう言ってゆっくり絞りあげた

「お疲れ様〜」

やっと腰を解放されて、肩で息をしながらベッドに倒れこんだ

「ふう〜私も汗かいちゃった 飲む?」

ペットボトルのお茶を渡されたので、半分ぐらいもらった
お茶を貰ったら少し落ち着いた

「いま、何時?」

「そんなに余裕はないかな……シャワー行きましょう」

「うん」

なんとか体を起こした

「そんなによかった?」

嬉しそうに聞いてきた

「すごかったよ」

二人でシャワー浴びて、急いで着替えてホテルを出た

薄暗くなった曲がりくねった道を進み、地元の駅まで戻った

「またね〜」

「じゃあ」

下半身が変な感じがしたまま帰った