「もう、こんな時間ね……」

「そっそうだね」

時計を見ると、とっくに日にちをまたいでいた
明日から連休だし、同棲してからそんなにシてないし、今日はもしかしたら久々に……の前に

「日課しよう」

「……うーん」

あれ、反応がいつもと違う……

「どうしたの?」

「何でもないわ……しましよ」

美琴は指を口の中にいれ”クチュクチュ”と唾液に指を絡ませた

「はい……あーん」

「あーん」

美琴の唾液を飲み込んだ、数え切れ無いほど飲み込んだけど
不思議なことに飽きない……そして甘い……だけどいつもより量が少ない気がする……

「よいしょっと」

日課が終わると、美琴は立ちあがり

「おやすみ、明くん」

そう言って、美琴は自分の部屋に戻って……あれれ

「ちょっちょっと」

「なに? どうしたの?」

「えっいや、あのその」

そう……いつもこんな感じで美琴は、シないで夜を切り上げてしまう……だけど今夜は……

「えーと、たまにはその……ねっ」

「……」

感づいたのか、美琴は少し恥ずかしそうにしていた

「どうしても……今夜シたい?」

「あっ明日休みだし、できれば」

今日とか言わず、連日連夜したいわけですけど

「明日じゃだめ?」

予想外の答えが来た、てっきりビンタかハサミがくるかと

「まぁ、いいけどどうして今日はだめなの?」

もしかしてあの日なのかな……

「だってその……シてる時って……キスたくさんするでしょ?」

「えっうんまぁ……たくさんするね」

「……だっだから」

「???」

なぜか、すごい恥ずかしそうにうつむきだした

「夕飯はラーメンとギョーザだったでしょ? ……いっ息が……その……きっ気になるというか……」

「ぶっ」

思わず吹き出してしまった、そういえば、夕飯は一緒にラーメン食べたな

「わかったよ、じゃあ……スっスルのは明日という事で……」

「うん……ごめんなさいね……じゃあまた明日」

「うんまた明日」

美琴は自分の部屋に入っていった

こうしていつも通り、別々の部屋で寝ることになった
無理やりスルのも、やだし、美琴の新たな一面も見れたからよしとしよう……

俺は、悶々としながら布団に入った